
2006年に登場した大容量記録に対応した「SDHCメモリカード」に、早くも規格上の最大容量となる32GBモデルが登場してしまい、新たな規格の策定が必要となっていることを以前GIGAZINEでお伝えしましたが、ついにその後継となる新規格「SDXCメモリカード」が登場しました。
なんと最大容量は2TBで、転送速度は毎秒最大300MBになるとのこと。
詳細は以下の通り。
(PDFファイル)SDXC SIGNALS NEW GENERATION OF REMOVABLE MEMORY
WITH UP TO 2 TERABYTES OF STORAGE
この記事によると、現在アメリカのラスベガスで行われている世界最大の家電見本市「CES」において、SDHCメモリカードの後継規格となる「SDXCメモリカード」が発表されたそうです。
「SDXCメモリカード」は従来のSDHCメモリカードの最大容量が32GBだったのに対して、最大容量2TB(2000GB)を実現したほか、記録速度も毎秒104MB~300MBとなるそうです。また、従来のSDHCメモリカードやSDIOインターフェースなども利用可能で、SDXCメモリカードの仕様に定められた記録速度で利用できるとのこと。
なお、SDメモリカードがファイルシステムに「FAT16」を採用しており、SDHCメモリカードは「FAT32」を採用していましたが、SDXCメモリカードはマイクロソフトがフラッシュドライブ向けに開発した「exFAT」を採用しており、標準仕様は2009年第1四半期にリリースされるとしています。
ちなみに「exFAT」はWindows Vista SP1以降で利用できるファイルシステムとなっているため、以前のバージョンのWindowsでは利用できない模様。
フラッシュメモリ製品の大容量化、低価格化が著しく進行していますが、はたして2TBモデルが登場するのはいつの日になるのでしょうか…。